建前が終わり、工事が進んでいきます。
写真はコンクリートの基礎と土台と柱を結ぶ、構造用のボルト及び金物です。
地震の揺れに(主に縦揺れ)耐えるために、非常に重要な役割を果たしています。
建物の耐震基準を満たすために、設計の段階から構造計算をして、建築基準法に定められた強度を保ちます。
左の写真は土台と柱、柱と
筋交いを結ぶ構造用の金物です。
そして、右の写真は柱の上部と桁、筋交いを結ぶ構造用の金物です。
柱と柱の間には、間柱と呼ばれる幅の狭い柱を入れていきます。
間柱も、構造的に役割を果たしていますが、外装材や内装材を取り付ける為の、木下地の役割も果たします。
外装材に関しては、間柱の上に更に木下地を取り付けます。
写真は、筋交いを柱と柱の間に配置。
筋交いの役割は、地震の横揺れに対して力を発揮します。
床を支える根太(横方向の木材)を取り付けて、白蟻の被害を防ぐ防蟻消毒を済ませた写真です。
根太とは、土台と大引き(土台と土台の中間に配置する木材)の上に取付け、根太の上に構造用のベニヤを張って、その上にフローリングを張ります。
ちなみに防蟻消毒は、床下に使用されている木材全てにと、柱と間柱にもしっかり塗布し処理します。
外部は、外装材を張る前に透湿防水シートを建物の全面に張っていきます。
透湿防水シートとは、壁の中の湿気を外に逃がし、外部からの雨は防ぐシートです。
外装材だけでは、外壁に当たる雨は完全には防げません。
外装材(サイディングなど)をすり抜けた水分は、この防水シートが雨の侵入を防ぎ防水シートに付着した水分が下に落ちて、土台に取り付けてある水切りの上から、侵入した水分が外部へ排出されます。
透湿防水シートを張った
ら、サッシを取り付けて外部からの雨風をシャットダウンします。
シートとの取り合い部は、防水テープを貼り雨水の侵入を防ぎます。
今回はここまでです。其の④へと続きます…