コンクリートの基礎工事が終わり、次の工程は木工事になります。
ここからは大工さんへバトンタッチです。
建前の前に、基礎の上に土台を据え付けます。
水平に高さを合わせ、据え付けた土台は基礎に埋め込んであるボルトと固定します。
土間のコンクリートの上に這わせてある、赤と青のチューブは
給水・給湯用の配管です。
台所・浴室・洗面所・トイレとなる場所それぞれに、予め配管をしておきます。
建前当日は、ラフタークレーンを使って、家の骨組みとなる柱や梁を
組み上げていきます。
作業用の足場は、前日までに組み終えており、安全に工事がしやすい環境にしておきます。
1階部分の柱、及び梁が組み終わりました。
ラフタークレーンを使用すると、あっという間に建物の形になっていきます。
2階部分を組み上げる前に、1階部分を垂直に保つようにチェックし、仮の筋交いを入れて、構造用の金物を使って固定します。
2階部分の柱、梁、軒桁等の構造部材を組み上げて、1階部分と同じ
ように建物の垂直をチェックしたら仮の筋交いを入れて、構造用の金物で固定します。
土台は水平、柱は垂直が基本です。住宅は、構造が重要なので、耐震用の金物がたくさん使われています。
最後は、屋根の構造材の屋根垂木を取り付けて、建前はここで無事に終了です。
近年は、台風が強大化しており、強い突風などの影響により住宅の屋根が、ごっそりと持ち上げられて飛ばされてしまうという被害があります。
屋根垂木は、軒桁と緊結しますが、専用の金物やビスを使用して一本ずつガッチリ固定します。
今回はここまでです。其の③へと続きます…